官製相場の暴落が始まる―相場操縦(マーケット・マニピュレーション)しか脳がない米、欧、日経済

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  • サイズ B6判/ページ数 267p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784396615093
  • NDC分類 338.9
  • Cコード C0033

出版社内容情報

副島隆彦の金融・経済予言最新版。政府が吊り上げる「官製相場」は2015年から暴落する。その時、私たちはどうすべきか。

2015年から、「官製相場」の暴落が始まる! この10月、日経平均は大きく乱高下した。それは「官製相場暴落」の前触れだ――。
日本政府は、話題のGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)を使って株を買い支え、「ゆうちょ銀行」と「かんぽ生命」による米国債買いで円安に誘導する。安倍政権が「株価連動政権」と呼ばれる所以だ。
アメリカFRBは量的金融緩和(QE3)の終了を宣言し、欧州ECBは域内の各国銀行に対してマイナス金利を導入した。日、米、欧ともに“相場操縦"に手を染めている。人為的な市場操作は、もはや限界に近づきつつある。
金融・経済の行方を世界基準でことごとく言い当ててきた著者による、最新の金融予言!

まえがき

1章 2015年の金融予言

1 株の動き 日本株は1万7000円超えを目指す
2 円・ドル相場はどうなる 1ドル=110円台を維持
3 債券(金利)について 米も日も低金利が続く
4 金の値段 「1グラム4000円割れ」が買い時だ
5 不動産価格の動き 日本の地価は下落。国交省の嘘つき

2章 相場操縦(マーケツト・マニピユレーシヨン)しか脳がない米、欧、日の政府

●イエレン発言「緩和をやめて金利を上げる」は大ウソだ
●0・1%の金利上昇で2兆円の支払い義務が増える米政府
●日本が「米国債買い」で年間30兆円を貢いでも、焼け石に水
●イエレンFRB議長が凝視する「ダッシュボード」とは?
●「失業率改善」の嘘
●「債券王」は、なぜ敗北したのか
●日銀は、さらに100兆円の国債を抱え込む
●2015年、世界史は大きく転換する
●世界皇帝の後継者は、あの男!?
●「日本はアメリカに譲歩しなければならない」
●IMF(国際通貨基金)=世界銀行の体制を大きく変える「BRICS開発銀行」

特別インタビュー
副島隆彦が現役ファンドマネージャーに聞く
「金融バクチの現場から見た??官製相場?≠フ秘密」

■「日本株への積極投資」を煽るGPIF委員の実名
■ GS(ゴールドマン・サックス)は日本の株式市場から撤退しようとしている
■ 国民に押し付けられた「インフレ・リスク」

3章 官製相場の暴落が始まる

●GPIFによる「株の買い支え」は、いつから始まったのか
●儲けが出たら、早めにポジションを整理すべきだ
●「ゆうちょ円安」が仕組まれた
●円・ドル相場の陰で動いたインサイダーたち
●元ソロモン・ブラザーズのトレーダーが暴いた「HFTの違法取引」
●金を売り崩す「裸の空売り」が今も行なわれている
●為替市場で囁かれた「謎の投資家(ミステリアス・バイヤー)」の正体
●世界は「アベノミクス」を酷評している
●「自前での運用」までも目論むGPIF改革
●金融抑圧=統制経済の時代
●やってはいけない「非正統的手段」をやっている
●100万社の中小企業が倒産させられる
●客を呼び込むNISAの??あざとい手口?≠ノ用心せよ

4章 時代は「金融からエネルギー」へ

●天然ガスが石油から「エネルギーの王座」を奪う
●バブルのネット企業よりもエネルギー問題を見つめるべきだ
●「3・11」以後、日本の年間エネルギー代は10兆円増えた
●借金で膨らんだ「国家の帳簿」を燃やすために戦争が引き起こされる
●石油の産出量と消費量と値段の関係
●住商が損金処理――アメリカのシェールガスは大失敗
●日本は海底パイプラインで天然ガスを直接持ち込め
●アメリカに潰された40年前の日ソパイプライン計画
●天然ガスの「世界値段」決定権を握ったロシアと中国
●すべてのエネルギーを1キロあたりの値段に換算してみる
●なぜ日露平和条約の締結交渉は突如、延期されたのか
●戦後70年、日本の民族指導者の足跡から学ぶべきこと

あとがき

巻末付録 「業界1位」で買う優良銘柄32

【著者紹介】
評論家。1953(昭和28)年、福岡市生まれ。早稲田大学法学部卒。外資系銀行員、予備校講師、常葉学園大学教授等を歴任。米国の政治思想、法制度、金融・経済、社会時事評論の分野で画期的な研究と評論を展開。「民間人国家戦略家」として執筆・講演活動を続ける。『預金封鎖』『恐慌前夜』をはじめとする「エコノ・グローバリスト」シリーズ(小社刊)で金融・経済予測を的中させつづけている。

内容説明

株、債券、為替(円・ドル相場)―市場価格は政府に操作されている。高値のうちに売り逃げろ!大好評巻末付録・「業界1位」で買う銘柄32。

目次

1章 2015年の金融予言―株、為替、債券、金(ゴールド)、不動産はこう動く(株の動き―日本株は1万7000円超えを目指す;円・ドル相場はどうなる―1ドル=110円台を維持 ほか)
2章 相場操縦しか脳がない米、欧、日の政府(イエレン発言「緩和をやめて金利を上げる」は大ウソだ;0・1%の金利上昇で2兆円の支払い義務が増える米政府 ほか)
3章 官製相場の暴落が始まる(GPIFによる「株の買い支え」は、いつから始まったのか;儲けが出たら、早めにポジションを整理すべきだ ほか)
4章 時代は「金融からエネルギー」へ(エネルギーとは「電気」と「燃料」のことだ;天然ガスが石油から「エネルギーの王座」を奪う ほか)

著者等紹介

副島隆彦[ソエジマタカヒコ]
評論家。1953(昭和28)年、福岡市生まれ。早稲田大学法学部卒。外資系銀行員、予備校講師、常葉学園大学教授等を歴任。米国の政治思想、法制度、金融・経済、社会時事評論の分野で画期的な研究と評論を展開。「民間人国家戦略家」として執筆・講演活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nkmr48

4
■①超金融緩和政策を中心とする日米欧の官制相場の暴落予言、②エネルギーの現状と将来、③注目株の3編で構成。 ■「悪党」や「悪魔」等、凡そ知識人を自称する人間にあるまじき悪言と、「評価を取る」と言った語彙不足も相俟て、①に付いてはタイトルの内容・根拠共に説得力に乏しい「予言」に終始。これを期待して読むと肩透かし。目録の③掲載の意図も不明。 ■②は著者自身の努力により膨大なデータを収集しており、サハリンパイプライン等今後の日本のエネルギー政策にとって示唆に富む。②の充実度が本書の評価を難しくさせる。★★☆☆☆2014/12/11

はる

2
まさにタイムリーな話でよかったです。今の政治経済の動きがよく分かりました。副島先生の毒舌はいつでもスッキリします。2014/11/24

みやちゃん

1
相場暴落については、企業収益見込、景気循環が触れられていない。煽る感じは否めない、また言葉使いも如何なものかと。ただ、曖昧ではなく言い切る点は面白かった(特に後半のエネルギーの部分)。この手の人は、単に反原発かと思ったら、良く現実を見ていると感じた。2015/06/30

鳥義賊

0
今の好景気が政権によるでっち上げなのは素人でもわかるんで、そのうち大暴落があるだろうってのはみんな思っているわけですよ。知りたいのは「いつ暴落するのか」なんで。どこかの教祖サマみたいな主張でした。この人みたいに環境問題を経済面だけで判断しようとする連中と話が咬み合わないのは、生活環境が破壊されちゃったら相場もクソもないのに、当事者意識が全然無いからなんでしょうね。文中にあるように放射線廃棄物がそのへんに置いておいても構わない代物なら、自分の家の庭にでも置いてくれないかな。2015/07/29

まさとん

0
興味深く読みました。副島さんの本は、いつでも面白い。新刊も期待する。2015/04/09

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